暑い夏、木々は一層緑を濃く元気にしています。皆様はお元気でお過ごしでいらっしゃいますか?
さて、アロマテラピーとは、植物から抽出された精油を利用した「自然療法」と初回でお話ししました。
そこで今回は、その植物のどんなものが精油になっているのか?をお話ししたいと思います。
植物にとって精油の役割とは?
動いて出向いたり、声を出したりしてコミュニケーションをはかり身を守る動物と違い、
根を生やし移動することのできない植物は、色んな知恵を使って自らを守っています。そのひとつが「精油の素~芳香分子~」です。
それは、甘い香りを放ち虫をおびき寄せ、時には鳥や虫の嫌がる香りでそれらを遠ざけたり、葉を病気から守ることもあれば、高温でも枯れないよう水分を保持させたりと、実に多様な作用を持ちます。
実は芳香分子がすごかった?!
アロマテラピーで使用する精油は、その「芳香分子」を集めたものなので、私たちに利用すれば様々な菌から守ってくれたり、肌を潤わせたり、落ち込んだ気分をリラクゼーションに導いてくれたりするのです。
「アロマテラピー」という名前が誕生してからはほんの100年ですが、実は、私たち人間は有史以来植物の恵みを利用しながら健やかに生活してきました。
例えば、皆様もご存じこの地方の名物“朴葉寿司”は、朴の木の葉が持つ殺菌成分を利用した保存法もアロマテラピーと言えますね。
同じように、以外と知らず知らずに身近で利用されていたりしますよ。
さて、あなたの身近にも「アロマテラピー」ありませんか?
■chat コラムニスト■
アロマハウスチャンパカ オーナー
山田かおりさん
アロマテラピー(芳香療法)の奥深さ、素晴らしさに魅了され、2006年から自宅スクールを主宰。心身のバランスを整えることが健やかな日々に繋がると考え、アロマの多彩な利用方法を提案しています。
アロマハウスチャンパカ